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TOPCONN本社にて「土地家屋調査士業務とRTK-GPS」に関する講演を終えて
土地家屋調査士 城 戸 崎 修
去る7月25日、26日とTOPCON(東京 赤羽)本社にて全国から130名の参加者を交えて現時点におけるGPS活用例、検証等の報告研修会にて講演してきましたので、その報告をします。
この報告は、個人的に依頼された講演によるものであり調査士会に依頼があったものではないことを予め申し添えておきます。
今回のGPS研修会は数えること11回目となり時代の先端となる技術発表でありました。参加者の大半は測量業関係者であり、GPSの活用法が多種多様で技術の高度化がかなり進んでいたことにショックを受けたというのが今回の感想でした。
土地家屋調査士としての講演参加は過去初めてであり、技術的な話はとても出来る状態では有りませんでした、また参加者の大半が公共事業に関与していることが初日の講演内容にて確認が出来ましたので、筆界に関する歴史的経緯と推定筆界探索作業並びに復元の与点(引照点)に関するGPSの活用方法について話してきました。内容につきましては調査士としての日常業務でありますので省略します。
他会の土地家屋調査士の先生方も研修に参加しており、講演後の意見交換の中に一様に17条地図作りを踏まえ、公共座標を用いた地積測量図作製に関心を持たれていた事に生き残りへの強い思いを感じました。
最後に、今回の研修会にて将来への個人的展望を少しだけ述べさせていただきますと、近い将来GPSアンテナ1本にて測量が出来るようになりVRS(仮想基準点方式)ではなくFKP(ドイツのGeo++ ジオプラプラ)形式にて急速に発展するのではないかと予測します。今後は土地家屋調査士としてどのような活用方法にて予防司法の観点から登記業務に反映するかを考えていかなければならない課題が残っています。
簡単ですが、以上にて報告を終わります。